市販ソフトの利用
機械的に壊れているもの、プラッター(ディスク)記録層に傷があって認識しないものを、いくらソフトで読もうとしても認識するわけがありませんし、仮に壊れかけで認識しても、まともに読めもせず不必要な負荷をかけることにより、単に被害を悪化させるだけでお客様にとって何の得にもなりません。最悪、消失しても構わないようなデータでない限り、絶対に軽はずみな判断はおやめください。結果的に高額に費用を負担することにもなりかねません。
スキャンディスクやデフラグ(ディスクの最適化ツール)の実行
正常なドライブでも過大な負荷をかけますので、壊れかけているハードディスクに適用すると被害が悪化して取り返しのつかないことにもなりかねません。最悪の場合は内部構造や配置の不整合でデータ復旧が出来なくなることがあります。お早めに弊社の初期診断をご利用ください。
他のパソコンにつないで動作を確認する
これも被害を深刻化するだけで、良い結果になるとは思えません。すでに異常で読み込めないハードディスクですから、お客様側でなんとかしようとしているうちに状況が深刻化し、結果的に大きな負担となります。弊社ではハード的に磁気記録情報をトレースすることで、高い復元実績をお客様に提供しております。
異常がでたときは、軽度のうちに専門家に依頼することで、結果的に小さな負担ですんでしまうことも少なくありません。実際に弊社でも軽度なら2万円程度で見積がでております。
ハードディスクの分解
お客様側での分解は致命的な状態になります。超精密に作られているハードディスクのケース開封はクリーンルームで行っております。お客様が分解してみたところで、μm(マイクロメートル)単位で読み書きが行われるヘッドスタック、プラッタ(ディスク盤面)を調整することは出来ませんし、最悪の場合、復元不可能な状態に陥る事になりますので絶対行わないで下さい。
水没してしまったメディアの通電や乾燥
通電するとショートして最悪の結果にもなりかねません。その状態のまま湿気を逃がさぬ様サランラップ等で密閉し現状維持を保っておいて下さい。下手に乾燥させようとすると、腐食や酸化する事によって状態が悪化してしまいます。
|